データ・シート
バイポーラ・アナログ集積回路
Bipolar Analog Integrated Circuits
µ
PC151,741
汎用演算増幅回路
μPC151, 741は高安定度の演算増幅回路で,入力電圧範囲が広く,½相補正回路を必要としません。出力の短絡保
護回路,オフセット調整用の端子を備えており,各種の帰還増幅回路,比較回路に幅広く½用できます。
½用セット,動½温度範囲に応じて通信工業用のμPC151と一般用のμPC741があります。
またシリーズ品として,同一回路構成でデュアル・タイプのμPC251, 1458もあります。
特 徴
・入力オフセット電圧 ±1 mV(TYP.)
・入力オフセット電流 ±20 nA(TYP.)
・入力バイアス電流
・大振幅電圧利得
80 nA(TYP.)
200000(TYP.)
・周波数補償の必要がありません。
・入力電圧範囲が広く,ラッチアップが起きません。
・オフセット調整用端子が付いています。
・出力短絡保護回路を内蔵しています。
オーダ情報
オーダ名称
μPC151C
μPC151G2
μPC741C
μPC741G2
パッケージ
8ピン・プラスチックDIP (300 mil)
8ピン・プラスチックSOP (225 mil)
8ピン・プラスチックDIP (300 mil)
8ピン・プラスチックSOP (225 mil)
等価回路
端子接続図(Top View)
V
+
Q
8
Q
9
Q
12
Q
13
Q
18
Q
19
Q
15
R
9
OUT
I
I
2
I
N
3
V
−
4
−
+
7 V
+
6 OUT
OFFSET
5 NULL
μPC151C, 151G2
μPC741C, 741G2
OFFSET
NULL 1
8 NC
Q
14
30Ω
I
N
Q
1
Q
3
Q
2
Q
4
I
I
R
5
39 kΩ C
1
30 pF
Q
16
R
7
50 kΩ
Q
24
Q
17
D
1
R
Q
21
25
10
Q
25
Ω
Q
20
Q
7
OFFSETQ
5
NULL
R
1
1 kΩ
Q
6
Q
10
R
3
R
2
R
4
50 kΩ 1 kΩ 5 kΩ
Q
11
OFFSET NULL
R
12
R
11
50 kΩ
Q
22
50 Ω
Q
23
V
−
備考 NC:No
Connection
本資料の内容は,予告なく変更することがありますので,最新のものであることをご確認の上ご½用ください。
資料番号
G12194JJ6V0DSJ1(第6版)
CP
(K)
本文欄外の
印は,本版で改訂された主な箇所を示しています。
発行年月 January 2001 N
µ
PC151,741
絶対最大定格(T
A
= 25 ℃)
項
電源電圧
注1
差動入力電圧
入力電圧
注2
出力印加電圧
注3
全損失
出力短絡時間
注6
OFFSET NULL-V
−
間電圧差
動½周囲温度
保存温度
T
A
T
stg
−40∼+85
−55∼+125
目
略 号
V
+
−V
−
V
ID
V
I
Vo
P
T
350
注4
μPC151C
μPC151G2
μPC741C
μPC741G2
単½
V
V
V
V
440
注5
mW
s
V
−20∼+80
℃
℃
−0.3∼+36
±30
V
−
−0.3∼V
+
+0.3
V
−
−0.3∼V
+
+0.3
440
注5
350
注4
無 限 大
±0.5
注1.電源の逆接続は破壊の可½性がありますのでご注意ください。
2.特性劣化や破壊がなく,入力端子に印加可½な入力電圧範囲です。
電源ON/OFF時などの過渡状態も含めて定格を越えないようにご注意ください。なお,オペアンプとして正常動
½する入力電圧は,電気的特性の同相入力電圧範囲(V
−
+2 V∼V
+
−0.5 V(TYP.))です。
3.特性劣化や破壊がなく,出力端子に外部から印加可½な電圧範囲です。
電源ON/OFF時などの過渡状態も含めて定格を越えないようにご注意ください。
なお,オペアンプとして得られる出力電圧は,電気的特性の最大出力電圧の範囲内です。
4.T
A
≦+55 ℃での値です。T
A
>55 ℃では−5.0 mW/℃でディレーティングしてください。
5.T
A
≦+25 ℃での値です。T
A
>25 ℃では−4.4 mW/℃でディレーティングしてください。
6.全損失および注4,5のディレーティング以下でご½用ください。
推奨動½条件
項
電源電圧(両電源)
電源電圧(V
−
= GND)
負荷電流
目
略
V
±
V
+
I
O
号
MIN.
±7.5
+15
±2
TYP.
MAX.
±16
+32
±5
単½
V
V
mA
2
データ・シート
G12194JJ6V0DS00
µ
PC151,741
電気的特性(T
A
= 25 ℃, V
±
= ±15 V)
項
目
略 号
V
IO
ΔV
IO
/ΔT
I
IO
I
B
A
v
R
L
≧2 kΩ,V
O
= ±10 V
VR
1
= 10 kΩ(オフセット調整法参照)
I
CC
P
d
CMR
SVR
V
om
V
om
V
ICM
I
O short
R
L
= 0 kΩ
5
I
O
= 0 A
I
O
= 0 A
R
S
≦10 kΩ
R
S
≦10 kΩ
R
L
≧10 kΩ
R
L
≧2 kΩ
±12
±10
70
25000
R
S
≦10 kΩ
R
S
≦10 kΩ
条
件
MIN.
TYP.
±1.0
±3
±20
80
200000
±15
1.5
45
90
30
+14
−12
+13
−11
V
+
−0.5
V
−
+2
20
150
2.8
85
mV
mA
mW
dB
μV/V
V
V
V
mA
MAX.
±6.0
±30
±200
500
単 ½
mV
μV/℃
nA
nA
入力オフセット電圧
V
IO
温度変化
入力オフセット電流
入力バイアス電 流
注7
大振幅電圧利得
V
IO
可変範囲
回路電流
消費電力
同相信号除去比
電源変動除去比
最大出力電圧
最大出力電圧
同相入力電圧範囲
出力短絡電流
注7.入力バイアス電流の方向は,初段がNPNトランジスタで構成されておりますので,ICへ流れ込む方向です。
オフセット調整法
2
−
5
10 kΩ
VR
1
V
−
6
3
+
1
備考 OFFSET
NULL端子は,オープンにするか,上図のように抵抗を通じてV
−
に接続して½用してください。V
−
以外への接続は,誤動½,特性劣化,破損の原因となります。
データ・シート G12194JJ6V0DS00
3
µ
PC151,741
特性曲線(T
A
= 25 ℃,TYP.)(参考値)
P
T
− T
A
特性(絶対最大定格)
600
500
全損失 P
T
(mW)
400
300
200
100
120
100
80
60
40
20
A
v
− f 特性
V
±
= ±15 V
μPC151G2, 741G2
μPC151C, 741C
200 ℃/W
227 ℃/W
開放電圧利得 A
v
(dB)
0
20
40
60
80
100
0
10
100
1k
10 k
100 k
1M
動½周囲温度 T
A
(℃)
周波数 f(Hz)
V
om
− f 特性
32
28
最大出力電圧 V
om
(V
p-p
)
24
20
16
12
8
4
0
100
1k
10 k
周波数 f(Hz)
100 k
1M
0.1
V
±
= ±15 V
R
L
≧10 kΩ
最大出力電圧 V
om
(V
p-p
)
V
om
− R
L
特性
V
±
= ±15 V
30
20
10
1
10
100
負荷抵抗 R
L
(kΩ)
V
om
− V
±
特性
R
L
≧2 kΩ
40
最大出力電圧 V
om
(V
p-p
)
消費電力 P
d
(mW)
100
P
d
− V
±
特性
20
50
0
±10
電源電圧 V
±
(V)
±20
0
±10
電源電圧 V
±
(V)
±20
4
データ・シート
G12194JJ6V0DS00
µ
PC151,741
I
CC
−V
±
特性
I
CC
−T
A
特性
V
±
= ±15 V
2
回路電流 I
CC
(mA)
回路電流 I
CC
(mA)
2.0
1
1.0
0
±10
電源電圧 V
±
(V)
±20
0
−20
0
20
40
60
80
動½周囲温度 T
A
(℃)
V
IO
−T
A
特性
2.5
入力オフセット電圧 V
IO
(mV)
P
d
−T
A
特性
100
V
±
= ±15 V
任意のサンプル値
2.0
1.5
1.0
0.5
0
V
±
= ±15 V
消費電力 P
d
(mW)
50
−0.5
−1.0
−1.5
−2.0
−2.5
−40
−20
0
20
40
60
80
0
−20
0
20
40
60
80
動½周囲温度 T
A
(℃)
動½周囲温度 T
A
(℃)
I
B
−T
A
特性
入力オフセット電流 I
IO
(nA)
I
IO
−T
A
特性
V
±
= ±15 V
80
60
40
20
0
−20
V
±
= ±15 V
150
入力バイアス電流 I
B
(nA)
100
50
0
20
40
60
80
動½周囲温度 T
A
(℃)
0
−20
0
20
40
60
80
動½周囲温度 T
A
(℃)
データ・シート G12194JJ6V0DS00
5